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熊本県立天草工業高等学校での測量体験実習を実施

 5月12日から6月5日までの期間、熊本県立天草工業高等学校の土木科の皆さんを対象に、産学連携の一環として測量の体験実習を行いました。今回は、株式会社旭技研コンサルタント、株式会社ワコー、株式会社ARIAKEの3社が協力し、測量の仕事の魅力を伝える特別授業を実施しました。生徒の皆さんは、普段の授業で学んでいる内容よりもさらに踏み込んだ、測量に関する貴重な経験をされました。
 今回の授業は単なる「体験授業」ではなく、実務に即した内容とすることで、社会における測量の役割や目的をより深く理解できるよう工夫しました。測量の基礎知識に加え、計画から現地作業、成果品の納品に至るまでの一連の業務フローを体験していただきました。
また、新技術体験授業も設け、ドローン(UAV)を用いた三次元点群測量、地上型レーザ測量機を用いた測量、そしてBIM/CIMといった最先端の技術を肌で感じてもらうことができました。
授業の振り返りでは、「実際の仕事の流れを知ることができ、やりがいを感じた」「図面を完成させるまでに多くの工程があることに驚いた」「将来、建設や測量の分野で働くことも考えたいと思った」など、前向きな意見が多く寄せられ、業界の素晴らしさや魅力を感じていただけたようです。
私たちは、測量・設計という技術が社会インフラや防災、都市づくりなどに不可欠なものであることを、若い世代に実感を持って学んでもらう機会を大切にしています。今後も地域の教育機関と連携し、このような実践的な学習機会を提供することで、測量設計業界の魅力発信と次世代育成に努めてまいります。今回の体験を通じて、測量設計業が担う社会的な使命と技術の奥深さに触れた生徒の皆さんが、将来、まちづくりや社会基盤を支える一員として活躍されることを心より願っています。

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また、測量実習の様子が、天草ケーブルテレビにて放送されましたのでぜひご覧ください。